LS産電は15日、電気自動車やハイブリッド車に使われる「EVリレー」と呼ばれる重要部品を生産する韓国初の専用工場が完成したと発表した。EVリレーは、バッテリーに電流を流したり遮断したりする役割を果たす部品で、年間600万個以上の需要が見込まれている。現在はパナソニックや米タイコが市場を主導しており、そこに挑戦状をたたきつける格好だ。LS産電は同工場に314億ウォン(約22億円)を投資した。地下1階、地上2階の構造で、延べ床面積は1万3000平方メートル。専用工場の完成により、同社によるEVリレーの生産能力は昨年の10万個から今年は100万個に増加する見通しだ。同社はこれまで既存工場にEVリレーの生産ラインを併設していたが、2010年に北米、欧州、アジアで受注量が増えたことに対応し、新工場を建設した。
【企業・海外】LS産電、EVリレー専用工場完成で年産100万個の能力
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– 2012年5月16日