乗用車の2020年度燃費基準の政府案が公表され、ポスト15年度基準の骨格が固まった。全体ではJC08モードで09年度実績比24.1%の改善を目指す高いハードルとなる一方、新たにメーカー各社の燃費を加重平均する「企業別平均燃費基準」(CAFE=Corporate Average Fuel Efficiency)方式が導入される。普及が本格段階に入る電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)については基準値を設定せず、規制の対象外とする。だが、こうした先進環境車の開発を支援するためEV、PHVそれぞれに特定の燃費評価方法を導入し、各社のCAFE基準値算定に反映させることになる。
【池原照雄の単眼複眼】達成は厳しくも待望のCAFE導入…20年度燃費基準(レスポンス自動車ニュース)