介護現場で超小型電気自動車(EV)の性能を測る実証実験が9日、厚木市小野の特別養護老人ホーム「玉川グリーンホーム」で始まった。市と市内に研究所を持つ日産自動車が昨年11月に締結した「グリーンモビリティ・プロジェクト」の第1弾で、訪問スタッフの移動手段として活用する。実験は2カ月間で、同社の1人乗りの超小型電気自動車「日産ニューモビリティコンセプト」(NNMC)を1台使用。ホームの職員約10人が訪問介護や訪問相談の際に乗車する。駐車スペースを取らず、夜間の訪問にも音が静かな点などが期待されている。一方、ドアに窓ガラスがないことなどから、寒冷期での使用などの課題を探り、開発につなげる。
超小型EVの実証実験始まる、訪問介護などで活躍か/厚木(カナロコ)