富士キメラ総研は、2012年4月から6月にかけて、高成長のエネルギー及びエレクトロニクス(E&E)10分野で使用される部材やマテリアルの市場を分析した。その結果を報告書「2012年 エネルギー&エレクトロニクスマテリアルの将来展望」にまとめた。調査では、高成長のE&E10分野を選びその市場の現状を整理し、使用量、注目素材動向を明らかにし、さらに使用される注目部材・マテリアル21品目をケーススタディしその詳細をレポートした。化石燃料の枯渇や地球温暖化問題を背景に、エネルギーを安定的かつ安全に確保するため、自然エネルギーを中心とした新エネルギーに対するニーズは年々高まり、新たなエネルギー源へシフトせざるを得ない状況となりつつある。現在本格化しつつある自然エネルギー市場では、各種蓄電池や電圧変換、直・交流変換など、これまでエレクトロニクス業界が培ってきた技術の応用が重要となってきた。この調査では、新エネルギーがエレクトロニクス技術を応用して実現する実態に注目して「エネルギー&エレクトロニクス分野(E&E分野)」の全体像とその動向を明確にした。採用部材・マテリアル市場はE&E分野の発展に伴い拡大するようになり、これまでエレクトロニクス分野をターゲットとして来た材料メーカーは、この市場を新たな成長市場と位置付けて製品開発を目指している。
富士キメラ総研、エネルギー&エレクトロニクス分野の部材/マテリアル市場調査結果を発表(プレスリリース)