アウディのコンセプトカー、「アウディe-tron(イートロン)」は、ほとんど無音の電気モーターで長距離走行が可能になる。都市部で歩行者が走行中のこの車に気がつくよう、アウディはシンセティック・ソリューションを開発した。それがアウディ「e-sound(イーサウンド)」である。音は自動車にとってとりわけわくわくさせる要素である。物理的な言葉で表現することは可能だが、音そのものは経験しなければ分からない。自動車の音は感覚的なもので、知覚的なものではない。路上にある時、自動車の音を意識するのは時々ではあるが、音そのものは常にそこにあり、ドライブするうえで重要な役割を果たしている。音は信号を送っている。ローレンジ周波数帯は力強さと落ち着きを思わせ、ミッドレンジは軽快さとアジリティを思わせる。
電気自動車e-tron用に音を開発 アウディのe-sound(プレスリリース)