ボルボは、自動伴走技術「SARTRE」(Safe Road Trains for the Environment)のデモンストレーション映像を公開した。ボルボが今回発表した自動伴走技術「SARTRE」は、より安全で環境にやさしい交通システムの実現を目指して開発されたもの。先頭を走る車両に後続車が自動運転で付いていくというもので、ステアリング操作や加減速の制御はクルマが自動で行う。先導車と後続車のあいだでは、ワイヤレス通信により運転制御に関するさまざまな情報が取り交わされる。速度は現在のところ、90km/hまで対応しているという。ボルボは「SARTRE」の実用化に向け、今後さらにシステムの完成度を高めていくという。自動運転の実現に向けては自動車保険制度の見直しなど課題が残っているが、同社では、新技術の導入により安全性や利便性の向上に明らかな有効性が認められれば、市場に受け入れられるだろう、としている。
【Movie】ボルボ、自動伴走技術「SARTRE」を公開(web CG)