電気自動車(EV)の道内登録台数が、ここ1年で約6倍に急増している。クリーンエネルギーへの関心の高まりや、国内大手メーカーが販売を始めたことで普及が進んだとみられる。一方で、北海道内では充電施設がまだ少なく、地域偏在も大きいため、フル充電してもたどり着けない「空白地帯」があるなどの課題も浮かんでいる。今月15日、札幌市東区の車検工場に、市内69カ所目のEV用充電施設が設けられた。急速充電器を使えば約30分で容量の80%の充電ができるが、料金はタダ。工場を経営する石油販売業者「北海道エネルギー」が費用を負担し、PRに協力する道の公用車などが早速利用した。1回500円など有料の充電施設もあるが、同社は「化石燃料を販売する会社として環境への取り組みは必要。インフラを整えなければEVは増えない」と普及優先の姿勢を示す。
電気自動車:登録急増、足りぬ充電施設 偏在大きく「空白地帯」課題に(毎日jp)