愛着のあるクラシックカーを、時代の先を走る電気自動車(EV)に改装--。車の愛好家約15人でつくる「広島自動車倶楽部」=山本耕造会長(45)=は、英車「クラシックミニ」をEVに再生して公道を走らせようと、2月の完成を目指して作業を進めている。ガソリン車の燃料タンクやエンジンを取り外して改造し、電気モーターと電池を取り付けてEV化した車を「コンバートEV」と呼ぶ。メンバーの一人で、日本EVクラブ広島支部代表でもある藤井智康さん(42)には09年、コンバートEVを完成させた実績がある。映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」(85年)でタイムマシンとして登場した米スポーツカー「デロリアンDMC-12」をEVに改造したのだ。
次代の力:広島・エネルギー最前線/6 広島自動車倶楽部 /広島(毎日jp)