官公庁や大手企業などの仕事納めが過ぎたこともあって、経済面の企業ニュースがめっきり減っている。自動車関連でも、ホンダが御用納めの28日、埼玉県に、主力小型車『フィット』ベースの試作タイプの電気自動車(EV)を1台納車したというニュースにしても、全国紙では産経のみが掲載。日経にも取り上げられていない。その日経は、同じEVの話題については、三菱自動車が軽トラックタイプのEVの開発に着手したと報じている。記事によると、主な購買層に従来の軽トラックが普及している地方の農家や工務店などなどを想定。2012年度の発売を目指すという。この記事のポイントは、小型乗用車『i-MiEV』(アイ・ミーブ)で先行する三菱自動車が軽商用バンに次いで、今度は軽トラックにも参入するという「EVの品ぞろえ」が充実するところにある。しかも、「国の補助金を差し引いた実質価格を150万円以下に抑え、買い替え需要を掘り起こす戦略」(日経)とも伝えていることにも注目したい。
【新聞ウォッチ】年の瀬EV“快走”…ホンダは埼玉県にフィットEV納車、三菱は軽トラEV開発へ(レスポンス自動車ニュース)