家庭用電源からの充電が可能なハイブリッド車、プラグインハイブリッド車(PHV)の市場が来年から本格的に熱を帯びてきそうだ。最大のネックは電池だけで走行するときの航続距離が短い点だが、片道20キロ台程度の通勤や買い物などに使う(冷暖房未使用のケース)だけなら特に問題はない。サンダル感覚の手軽な使い方には向いていそうだ。今月20日には、政府が2011年度の第4次補正予算でエコカー補助金の復活(総額3000億円、自家用車対象分は2781億円)する旨、閣議決定した。電気自動車(EV)、通常のハイブリッド車(HV)さらには直近台頭してきた低燃費型ガソリン車などとの競合にはなるものの、PHVにも普及の追い風になることは間違いない。
<話題>2012年はプラグインハイブリッド車の普及元年になるか、まずトヨタに注目(モーニングスター)