【新技術・企業】帝人と米GM、CFRPコンポジット製品を共同開発

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帝人と米GMは9日、GMが全世界で展開する量産車向けに、CFRP(炭素繊維複合材料)コンポジット製品を共同開発すると発表した。同日、帝人は都内でTVカンファレンスを開催。帝人の亀井範雄 専務執行役員が米国から、この発表について報道関係者からの質問に答えた。この共同開発のベースになるのは、帝人が開発した熱可塑性樹脂を用いたCFRPコンポジットの量産技術。「熱可塑性樹脂を用いたCFRPコンポジット」とは、亀井氏によれば「カーボンファイバーで補強されたコンポジット」ということになる。「鉄の10倍の強度と4分の1の軽さ」と発表にあるように、CFRPコンポジットは軽量かつ堅牢なため、環境・燃費・安全対策に最適な素材とされているが、生産性に問題があり、量産車への適用は難しかった。しかし帝人は、1分以内にCFRPコンポジットを成形する量産技術を開発、これがGMに採用された。発表どおりに、GMが全世界で展開する乗用車、トラック、クロスオーバーなどの量産車に使用するということ以外、具体的な車種や投入時期などは明らかにされなかったが、帝人としては「少なくとも年間に数万台以上が生産・販売される、数百万円クラスのクルマ」に使用されると認識していると言う。

帝人のCFRPは「数百万円クラスのクルマ」の「一番大きな構造」に使用(カーウオッチ)

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