パナソニックグループは、スズキが１２年１月から発売を予定する電動スクーター「ｅ－Ｌｅｔ’ｓ」向けに、「電動駆動システム」を供給しする。今回供給する「電動駆動システム」は、パナソニックグループが基本開発した「高性能インホイールモーター」および「高効率制御回路」に、既に実績のある民生用リチウムイオン電池を用いた「動力用電池システム」と「専用充電器」を組み合わせたもの。地球環境保護への意識の高まりを背景に、自動車や二輪車など車両の電動化が加速している。パナソニックグループでは、電動アシスト自転車市場に参入した経験を活かし、駆動用モーターと制御回路に関する技術を蓄積してきた。また、２０１０年９月にはスズキと共同で電動スクーター試作車向けの回生充電可能な「高性能インホイールモーター」と「高効率制御回路」の用途開発に成功し、実証実験を進めてきた。これまで、長年モーター制御技術と二次電池技術を培ってきたが、今回小型車両電動化のための基幹部品となる「高性能インホイールモーター」、「高効率制御回路」と、「動力用電池システム」、「専用充電器」を組み合わせて市販車両へ搭載可能としたことにより、今後は電動化を推進する車両メーカー等に小型車両用電動駆動システムとして導入する。
パナソニックグループ、スズキの電動スクーター「ｅ－Ｌｅｔ’ｓ」向けに「電動駆動システム」を供給（プレスリリース）
