ドイツDaimler社と同Conductix-Wampfler社は2011年12月5日、ワイヤレス給電技術を用いてクルマを充電する実験を共同で開始した。実験で利用した技術は、Conductix-Wampfler社が開発したもので、送電器/受電器共にコイルを用いる電磁誘導方式の一種とみられる。既に、送電コイルから蓄電池までの電力の伝送効率は90%以上であるという結果が得られている。ただし、この効率を実現できる送電コイルと受電コイルの距離は、数cm以下と小さい。それでも、実験では駐車支援機能のおかげで、運転手は2~3回の試行で正しく位置合わせができるようになるという。この駐車支援機能は、二つのコイル間に電力伝送機能だけでなく、通信機能も担わせることで実現した
Daimler社がクルマへのワイヤレス給電を実験(Tech on)