EVは、すでに日産「リーフ」、三菱「i-MiEV(アイ・ミーブ)」などが街中を走っている。こうした実用車は会場でももちろん注目を集めているが、さらに今回のモーターショーに華を添えているのが、近未来のコンパクトなEV、近距離の移動に特化した電動シティコミューターたちだ。EVは大容量バッテリーを搭載するため、どうしても車両価格が高くなってしまう。これに対して小型車は、バッテリー容量を小さくすることでユーザーの手が届きやすい価格に設定でき、普及が期待できる。電動シティコミューターは、EVの普及と都市内交通の改善の決め手として期待されている存在なのだ。各社が出展している電動シティコミューターのほとんどは、助手席がなく、運転者のほかには後部座席に一人か二人が乗車するタイプ。各社とも、主に近所の買い物や送迎用として、気軽に乗れるコンパクトカーとして提案している。
東京モーターショー2011開幕、注目はコンパクトでかわいい電動シティコミューター(朝日com)