欧州投資銀行(EIB)は9日、日産自動車がイングランド北東部のサンダーランド工場で計画する電気自動車(EV)の生産に対し、2億2,000万ユーロを融資すると発表した。資金は設備の導入などに充てられる。EIBと日産の代表者が同日、合意書に調印した。融資の対象となるのはEV「リーフ」およびEV向けリチウムイオン電池の生産設備。リーフは2013年から年産5万台規模で生産を開始する計画だ。投資規模はリーフとリチウムイオン電池を合わせて4億2,000万ポンド(約4億6,800万ユーロ)で、その約半分をEIBからの融資で賄うことになる。サンダーランド工場は欧州における日産の主力生産拠点で、1986年に操業を開始した。欧州でのEVの量産開始は同工場が初となる。日本から輸入されたリーフの販売は既に英国、フランス、アイルランド、スペイン、オランダ、ポルトガル、スイスで始まっている。
【企業・海外・施策】欧州投資銀行、日産EV生産工場に融資
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– 2011年11月10日