マツダは2013年にもハイブリッド車(HV)を米国に投入する。同社は13年に日本国内でHVの販売を始める計画で、米国は海外展開の第1弾となる。一方、日米と比べてHVの普及度が低い欧州での販売については慎重に検討する。マツダはエンジンや変速機など車の基本性能を優先的に改良したうえで電動デバイスを段階的に導入する戦略を進めている。効率を高めた独自エンジンをベースに、マツダの個性を打ち出したHVを開発し、日米双方のHV市場で存在感を示す。マツダはトヨタ自動車から技術供与を受けてHVの開発を進めている。トヨタのHVシステムにマツダの次世代エンジン「スカイアクティブG」の2000cc仕様を組み合わせる方針。ベースとなる車種は中型車「アクセラ」になる見通しだ。
マツダ、米にHV投入-13年に海外展開第1弾(日刊工業新聞)