東日本大震災は自動車産業を取り巻く状況を大きく変えた。原子力発電所の事故とそれに伴う電力不足により、世界的に自然エネルギーに対する重要性が改めて認識され、ハイブリッド車や電気自動車といったエネルギーを効率的に使うクルマへの関心が高まっている。また、多くの部品・材料メーカーが被災したことで完成車メーカーは大幅な減産を余儀なくされた。国内中心だった部品の生産を海外に切り替えるなど、これまで効率を最優先にしてきた生産体制をグローバルに見直す動きも出てきている。電動化やグローバル化の動きはこれまでも進んできたが、今回の震災は変化を加速させた。こうした変化は各メーカーにとってリスクでもあるが、同時にチャンスでもある。変化をいかに成長につなげるか―。世界の自動車メーカーのキーパーソンが今後の成長戦略について語る。
【告知】2011東京国際自動車会議が開催
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– 2011年11月1日