東京ビッグサイトで7日まで開催されている「国際福祉機器展」で、自動車メーカーが出展したさまざまな福祉車両が注目を集めている。会場には、14カ国・地域の510社が計2万点の福祉機器を展示。トヨタ自動車が出展したのは、リモコン操作で運転席への乗り降りや車いすの収納が一度にできる「ヴェルファイア」。車高が高い車でも車いすから一人で運転席に移ることができる。日産自動車は、両手の操作だけで運転できる電気自動車(EV)を展示。担当者は「セルフサービス型のガソリンスタンドが増え障害のある人にとってハードルが高くなっている。自宅で充電できる意味は大きい」と話す。ホンダは、足だけで運転できるシステムの体験コーナーを設置。会場を訪れた同社の伊東社長は「市場が厳しさを増す中、より個々の顧客ニーズに合わせた車づくりが大切になっていく。福祉車両はその最たるものだ」と話した。
【新技術】国際福祉機器展、意味大きいEV車両
カテゴリー: メディア・ウオッチング
– 2011年10月7日