ドイツの自動車組み立て工場に、発電用の風車や太陽光パネルを併設する動きが急速に広がっている。メーカー各社が、自動車本体だけでなく、生産ライン全体を通じて二酸化炭素(CO2)排出量の削減に取り組んでいるためだ。中でも、国として原子力発電からの脱却を選んだドイツでは、自動車メーカーが再生可能エネルギー市場のけん引役となっているようだ。一方、各自動車メーカーは再生可能エネルギー利用について、あくまでもエコカー研究開発に付随するものと位置づけており、新エネルギーの蓄電などの課題は各国政府が解決すべき問題と捉えている。
「エコ工場」で再生エネルギー市場をリードするドイツ自動車業界(AFP BBニュース)