「パナソニックやトヨタ自動車が興味を示しており、日本の製造業復活のきっかけとしたい」経済産業省幹部は期待を込めて語る。両社が興味を示しているのは、東芝が5月に買収することを決めたスイスのランディス・ギア社と、この案件に追加出資を決めている産業革新機構の動きだ。現在、機構は追加出資比率など最終的な調整をしているが、50%弱で検討している模様だ。機構は投資ファンドとしての性格があるためエグジット(出口)戦略、すなわち資金回収の青写真が重要だ。そして、機構の持ち分の一部を引き受けるエグジット先として浮上しているのが、パナソニックとトヨタだというのだ。
東芝のランディス買収で進む経産省の日の丸製造業復活構想(ダイヤモンド・オンライン)