三菱自動車は、軽商用車「ミニキャブバン」をベースにEV(電気自動車)とした「MINICAB-MiEV」の試験車両を「人とくるまのテクノロジー展2011」に出展した。モーターやインバータなどの構成はEV「i-MiEV」と「ほぼ同じ」(三菱自動車)だが、減速機の減速比を大きくするなどして最大トルクを196N・mと、i-MiEVの180N・mから約10%高めた。「商用車として荷物を多く積んで走行する場合でもきびきび走れるようにした」(三菱自動車)という。最大積載量は350kgでミニキャブバンと同じ。トルクを高めた代わりに最高速度は100km/hと、i-MiEVの130km/hより遅くなる。
【人とくるま展】三菱自動車の「MINICAB-MiEV」、モータートルクを10%高める(Tech on)