静岡県と磐田市、電気自動車普及協議会は９日、全国の中小企業を集めた電気自動車（ＥＶ）サミットを３月下旬に磐田市のアミューズ豊田で開く方針を固めた。サミットでは国土交通省が策定しているガソリン車のＥＶ改造時のガイドラインを発表するほか、ＥＶの研究開発を進める全国30社が車両を展示、試乗の機会も設ける予定。サミットでは有識者を交えたパネル討論のほか、国交省が同協議会と協力して策定している改造ＥＶの安全基準をまとめた「教本」やガイドラインが発表されるという。ＥＶ改造専用キットを開発し、磐田市に工場を置くタジマモーターコーポレーションや１人乗りの超小型ＥＶを製作した「Ｔａｋａｙａｎａｇｉ」（浜松市）など全国のＥＶや電動バイク開発企業や自動車部品メーカーなどが参加を予定している。県内のＥＶ産業をめぐっては、磐田市が政府の総合特区にＥＶ分野で産業創出を進めることを提案しているほか、県西部を中心にＥＶ開発研究のベンチャー企業が多い。県も次世代自動車産業への進出支援策を推し進めている。
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20110210000000000016.htm
