アウディは2015年3月5日に一般公開した「ジュネーブモーターショー」で、ミッドシップスポーツカー「R8」の電気自動車（EV）である「R8 e-tron」をお披露目した。2015年内に受注を開始する。 従来のR8 e-tronは航続距離が215km。その距離の短さから発売には至らなかったが、新型では電池容量を増やすことで航続距離を450kmにまで伸ばし、使い勝手を改善したことで発売に踏み切った。Li（リチウム）イオン電池パックはT字形として、センタートンネルおよびキャビンの後方に積んでいる。同社によれば、電池の搭載位置を変えないまま、エネルギー密度を高めることで航続距離を伸ばせたという。セルのエネルギー密度は、従来の電池に比べて2倍近く、電池容量は従来の49kWhから92kWhに増えている。
アウディが航続距離450kmの電気自動車（日本経済新聞）
