ドイツのフォルクスワーゲンは20日、少なくとも15車種の電気自動車を2018年までに中国市場へ投入する計画を明らかにした。中国政府が大気汚染対策や燃費向上に力を入れていることが背景にある。フォルクスワーゲンは声明で「中国のフォルクスワーゲン・グループは今後数年間で、環境に優しい生産や低排出ガス車(の製造)を進める。どのモデルも、新型は旧型に比べて最大20%燃費が向上する」と述べた。中国では16年から電気自動車の生産を開始するという。フォルクスワーゲンは中国への環境対応車投入で競合に後れを取っている。独ダイムラーは20日、中国の比亜迪(BYD)とともに14年から電気自動車「騰勢(DENZA)」の販売を開始すると発表した。トヨタ自動車は4月、中国向けに開発したハイブリッド車「云動双チン2(ユンドンショワンチンツー)」を披露した。
VW、18年までに電気自動車15種を中国に投入へ(ウォールストリートジャーナル)