ニューヨーク市のスタートアップ企業「HEVO Power」は、駐車場を見つけるのと同じくらい簡単に、電気自動車の充電ができるようにすることを目指しています。HEVO Powerはニューヨーク大学と共同で、ワシントンスクエアパーク周辺のマンホールのふたを電気自動車のワイヤレス充電器に変えるという試験的なプロジェクトを、来年早々にも展開する計画を立てています。HEVO Powerのウェブサイトには「耐久性のあるハードウェアを組み込んだユニットを、持続可能なインフラデバイスとして、街の路上や駐車場、高速道路など交通量の多い場所に配備する予定です」とあります。電気自動車の充電ステーションはアメリカ国内ではかなり増えてきていますが、ほとんどが充電に数時間かかります。HEVO Powerは電磁共鳴を使ったコードレスの充電ステーションならば、他のワイヤレスの充電システムよりも速く、より長距離を走れる充電ができると見積もっています。HEVO Powerの充電ステーションは今のところ、電気自動車をフル充電するのに8〜12時間かかる「レベル2」に位置しています。しかし、高速道路のレーン沿いに、一列にこの充電マンホールが設置されれば、充電してすぐに走り出すということもできます。「1ヤード毎くらいに小さな切れ目があれば、別のワイヤレスの充電プレートも置けます」と、HEVO Power創立者のJeremy McCoolさんは「Fast Company」に語っています。「つまり、通りを走りながら充電することもできるのです」
マンホールのふたを電気自動車の充電器に変えるプロジェクトがNY市でスタート(life hacker)