稚内北星学園大は12、13の両日午前10時から同大で学園祭「第14回最北祭」を開く。開発中の電気自動車を披露するほか、ソフトバンクによる再生可能エネルギーに関する講演など、環境をテーマにした催しも企画している。電気自動車は情報メディア学部の小泉真也講師(45)が、充電スタンドが少ない道北の地域事情に合わせて、バイオエタノールで充電しながら走る車を開発した。8月に総合文化センターで開かれた「環境展」に展示するため、全長2・5メートル、幅1・2メートル、高さ1・3メートルの1人乗りの自動車模型を同学部の3年生2人と試作した。組み立てやすいように直線や平面を多用した作りが特徴だ。現在は模型を基に図面を作り、実物大モデルを仕上げているところ。ボディにガーデニング用の麻のテープを付けてコーティングした木材を、タイヤは直径30センチの一輪車用を使用した。エンジンは模型飛行機用を購入し、自動車用バッテリーで駆動用モーターを動かす。小泉さんは「廃棄しても環境に優しい車にしたい。物作りに関心を持つ人が増えてほしい」と話している。
開発中の電気自動車を披露 稚内北星学園大、12日から学園祭で(北海道新聞)