岡山県の産学官連携事業で試作した電気自動車(EV)の「OVEC―ONE(オーベック・ワン)」が22日、JR岡山駅東口広場で一般公開された。開発を担当した「おかやま次世代自動車技術研究開発センター」(OVEC、岡山市北区芳賀)の職員が、各車輪に組み込んだ高性能モーターや4輪制御システムなどを紹介。フル充電で300キロ走行できるよう改良を進めていることを説明した。試作は県内自動車部品メーカーなど16社が参加し、2011年スタート。市販車をベースに約20の新技術を盛り込んでおり、全国の展示会などでPRして大手メーカーに採用を働き掛ける。