ドイツのメルケル首相は、2020年までに国内で電気自動車(EV)100万台を普及させる目標をあらためて確認した。ただ、これまでの販売実績はわずか7000台程度と伸び悩んでおり、達成に向けた道のりは長い。メルケル首相は先週、ベルリンで開催されたEVに関する政府会合に出席。3年前に打ち出したこの目標について「野心的なものだが、実現する見込みは十分にある」と述べ、堅持する意向を示した。とはいえ、計画は遅々として進んでいないのが実情だ。今年1月1日時点で、国内の乗用車4340万台のうちEVはわずか7114台。動力源に電力も使うハイブリッド車(HV)を加えても、7万2109台にとどまる。
独首相、EV普及へ強気 20年までに100万台再確認(産経BIZ)