BMW、ダイムラー、シーメンスなど独6社は28日、年末から欧州で電気自動車(EV)の充電サービスを始めると発表した。ドライバーが事前登録しておけば、国やサービスの提供者を選ばずどこでも充電できる。欧州自動車各社がEV投入を進めるなか、民間主導のインフラ整備でEV普及を後押しする。新型EVインフラ「HUBJECT(ハブジェクト)」は、自動車部品のボッシュ、エネルギー大手のRWE、EnBWも含む6社の共同出資会社が事業を主導。各国の充電サービス事業者をつなぐ役割を果たす。携帯電話の国際ローミング(相互乗り入れ)に似た仕組みで、ドライバーはこのインフラに接続する1社と契約すれば欧州のどこでも充電できる。すでにドイツ以外でもベネルクス3国とオーストリアの事業者が参加することが決まっている。課金方法などは明らかにしていない。
欧州でEV充電サービス BMW、ダイムラーなど独6社(日本経済新聞)