日産自動車は12日、2010年代後半に電気自動車（ＥＶ）に搭載する電池やモーター、インバーターなど基幹部品のコストを10年比で半減する目標を明らかにした。ハイブリッド車（ＨＶ）は16年度末までに15車種を新規投入する。環境負荷の小さい省エネルギーのエコカー普及を進める。同日開いた環境への取り組みの説明会で明らかにした。車両価格に占める割合が高い電池のコスト削減が、ＥＶの普及に向けた課題。技術革新や量産効果でコストを減らし、割安なＥＶの開発につなげる。ＥＶは11月末までに世界で４万6000台を販売した。13年初めには米国と英国でＥＶの現地生産を始めるほか、14年には高級車ブランド「インフィニティ」と商用車のＥＶも発売する計画。仏ルノーと16年度までに累計150万台のＥＶ販売を目指す。
日産、電池・モーターコスト半減目指す 2010年代後半に（日本経済新聞）
