現代(ヒョンデ)自動車が研究人材200人規模の「車両IT開発センター」を新設した。 自動車に情報技術(IT)を適用して新しいコンセプトの「スマートカー」を開発する組織だ。現代車は最近、京畿道華城の現代・起亜(ヒョンデ・キア)車ナムヤン総合技術研究所内に同センターを新しく設置した。 従来は数十人だった「室」単位の組織を大幅に拡充したのだ。 このため現代車はこの1カ月間、150人前後を社内外からスカウトしたという。センター長は郭又栄(クァク・ウヨン)元LG電子電子技術院長。郭センター長はLG電子にいた当時、世界的にヒットした携帯電話「チョコレートフォン」と「プラダフォン」の開発を主導した人物。 現代車には8月に招聘された。匿名を求めた現代車の関係者は「これまで自動車は運行機器だったが、次第にIT技術を接続した生活空間に進化しているという点で、関連研究力を強化するためにセンターを新設した」と説明した。 センターはまず各種テレマティクス技術の開発に集中する計画だ。 無線通信などを活用して外部から遠隔で車内の温度を調節し、車両の問題点を診断するなどの技術だ。
スマートカー開発に向け…現代車「車両ITセンター」設立(中央日報)