自動車大手各社は、電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズに同事業で敗北したことを認め、「空飛ぶ自動車」のような新しい技術的飛躍に集中するべきだと、テスラの有力投資家はロイターに語った。テスラが新型EV「モデルS」などの市場投入を計画していることは、デトロイトのビッグスリー(米自動車大手3社)にとって悪いニュースだと、米ベンチャーキャピタル、ドレイパー・フィッシャー・ジャーベットソンの創業者、ティム・ドレイパー氏は、デトロイトで開かれたテクノロジー会議の場で指摘。モデルSの低価格モデルの販売価格が5万7000ドルからと設定されていることに言及し、もし自分がデトロイトの自動車大手なら、テスラを飛び越すことを考えるだろうと同氏は語った。「私ならば『オーケー、これについては向こうの勝ち。よし、次は空飛ぶ車だ』と言うだろう」と述べた。
自動車大手は「空飛ぶ車」開発を=米テスラ有力株主(ロイター)