F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、電気自動車(EV)による新たなレースカテゴリー「フォーミュラE」の実現に向けて動いている。現在はピレリのF1テストドライバーを務め、かつてはヴァージン(現マルシャ)の正ドライバーだったルーカス・ディ・グラッシが、このプロジェクトにかかわっていることがわかった。FIA会長のジャン・トッドは、下位カテゴリーGP2とGP3に参戦しているアダックスのチーム代表アレハンドロ・アガグや、香港に拠点を置く投資家たちと2014年に開催を目指す新シリーズを売り込むための契約にすでにサイン済みである。このフォーミュラEで使用されるクルマは、リチウム電池と電気エネルギーのみで駆動し、公式テストドライバーを務めるディ・グラッシによって開発される予定だ。
電気自動車レースの車輌開発に元F1ドライバー起用(TNN.com)