トヨタ自動車の節電対策に、関西の産業界が注目している。中部電力から電力融通を受ける関西電力にとり国内最大の製造業であるトヨタがグループをあげて取り組む節電は想像以上に効果が大きいためだ。トヨタは工場内の自家発電比率の引き上げなどで節電5%の達成にめどをつけており、関西の電力不足解消の一助となりそうだ。トヨタは、カローラなどを製造する高岡工場(愛知県豊田市)に、生産ラインの長さを自在に伸縮できる最新鋭ラインを平成25年内に導入する。従来は天井からつるして流していた車体を、台車に載せて運ぶ方式を採用しており、台車の数を増減することでラインの伸縮が可能となる。需要の変動に柔軟に対応できるほか、低コスト化、省エネ化も図ることができる。
トヨタが関西の電力不足を救う!? 自動車業界の節電対策は効果大(msn産経ニュース)