EVやハイブリッド車など、環境に優しいモータリゼーションを推進している米国オバマ政権。そのオバマ政権が、新たな環境対応車の普及プランを打ち出した。これは7日、米国ノースカロライナ州のダイムラーのトラック工場を訪問したオバマ大統領が、演説の中で明らかにしたもの。「EV-Everywhere」と名づけられた環境対応車の普及プランが公表されたのだ。この計画の中では、今後10年以内に、現行のガソリン車よりもクリーンかつ使い勝手に優れ、米国の平均的所得層が購入できる価格帯の環境対応車を開発することが第一目標に掲げられた。具体的には、2022年までに、米国企業が世界に通用する5名乗りの普及価格EVを量産できる体制を整える。現行比で50%コストを抑えたリチウムイオンバッテリーの開発や、1回の充電で最大300マイル(約483km)を走行できる性能の実現が目標に挙げられている。
米オバマ政権、低価格かつ高性能なEV普及へ…新政策発表(レスポンス自動車ニュース)