日産自動車は、「Infiniti」ブランドのプラグインハイブリッド車（PHEV）「EMERG-E」を「ジュネーブモーターショー2012」に出展した。エンジンを発電専用に使い、その電力をLiイオン2次電池に充電して後ろに搭載した2個のモーターで後輪を駆動する。 2人乗りで全長は4464mm。日産の英国拠点が開発を担当した。排気量1.2Lで3気筒のガソリンエンジンは英Lotus社が開発したもの。エンジンを車両の中心付近に配置するミッドシップである。EV走行距離は最大30マイル（約48km）で、エンジンを動かすと航続距離は最大300マイル（約480km）ほどになる。2個のモーターを合わせた最大出力は300kW。車速60マイル/h（約96km/h）までの加速時間は4秒と短い。車体に炭素繊維強化樹脂（CFRP）を使って軽くした。CO2排出量は55g/kmと少ない。
【ジュネーブショー】日産、Lotusエンジン搭載のPHEVスポーツカー「EMERG-E」を出展（Tech-on）
