新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は三菱重工業、日立製作所、三菱商事を「スペインにおけるスマートコミュニティ実証事業」の委託先に選んだ。2016年3月末まで行う同事業の想定予算額は約50億円。二酸化炭素(CO2)排出量の大幅な削減が期待できる次世代交通インフラの構築を目指す。電気自動車(EV)の普及に必要な急速充電器や管理センターなどインフラ構築や電力再販事業の運営を実証する。三菱重工が200台のEVや車載器、急速充電器などを提供し、日立が情報通信技術(ICT)プラットフォームや電力マネジメントシステム、三菱商事が事業化を検証する。実験はスペイン南部のアンダルシア州マラガ市で行う予定。
NEDO、三菱重工などにスペインのスマートコミュニティ実証を委託(日刊工業新聞)