世界最大の家電の展示会「International CES 2012」が2012年1月10日から13日までの会期を終え、閉幕した。過去最大の規模となった今回のCESで「主役」を1つ決めるのは難しいが、「影の主役」ならすぐに挙げることができる。それは、電気自動車(EV)だ。自動車メーカーのCESへの出展は年々増えているのだが、今回は特に顕著な存在感を放っていた。Consumer Electronics Showという名前通り家電の展示会であるうえに、デトロイトでは北米モーターショーが同時開催されているこの時期、自動車メーカーが積極出展すること自体も驚きだが、展示されている最新のEVはどれも不思議と会場になじんでいた。モーター駆動なだけでなく、スマートフォンアプリを使った制御や超大画面でのナビゲーションなど、ここ最近のEVは「ガジェット化」が著しいからだ。
ゴールドラッシュ間近、電気自動車が“家電”の主役に躍り出る日(日経トレンディネット)