「ハイブリッド車(HV)は通過点の技術に過ぎない。一度、電気自動車(EV)の静かさを味わえば、もう元には戻れないだろう」。来日した仏ルノーのカルロス・タバレス最高執行責任者(COO)は、朝日新聞などの取材に次世代エコカーの「本命」はEVだと自信を見せた。タバレス氏は「(エンジンとモーターの)二つの動力源を持つHVは高コスト。石油価格は今後上がる可能性があり、そうなればEVの方がコストは低くなるだろう」と話した。ルノーは資本提携する日産自動車と2016年度までに8車種、累計150万台のEVを販売する計画。ただ現在のEVは電池容量が小さく長い距離を走れない。トヨタ自動車などは短距離はEV、長距離ではHVとして走るプラグインハイブリッド車に力を入れている。
「HVは通過点の技術」 ルノーCOO、EVに自信(朝日com)