【新技術】NTNの電動コミュータ、東京モーターショーでの話題独占必至

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車のタイヤが90度回転し、縦列駐車から真横に抜け出したり、その場で1回転できる電気自動車(EV)のシステムをベアリング大手のNTNが開発したことが12日、分かった。世界初の技術で、来月2日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる東京モーターショーに試作車を出展する。簡単な操作で運転ができる「未来カー」として、自治体などとの実証試験も始める計画だ。開発したのは「電動コミュータ用インホイールモータ」というシステムで、車輪の内側にモーターを組み込み、直接駆動させる。動力を車輪に伝えるドライブシャフト(駆動軸)などの部品が不要になるため、4つのタイヤを進行方向に向かって直角にして、真横に移動することができるという。また、4つのタイヤを45度に傾けると、その場で1回転でき、狭い場所でも反対方向への方向転換が簡単にできる。モーターを車輪に組み込むため、車内の設計の自由度が大幅に増す一方で、モーターが小さく、長距離運転には適さないため、1人または2人乗りの近距離用セカンドカーを想定している。今後、横移動をボタン1つでできるようにするなど実用性を高めていく。

縦列駐車、カニ走り… 世界初の「未来カー」、ベアリング大手が開発(産経BIZ)

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