50社を超える企業が共同で製作した7,000ドルの電気自動車がドイツで発売される。各社が独自のモジュールを製造することで、カスタマイズのしやすさが高まるだけでなく、短期間かつ低コストで製造されたという。『StreetScooter』は7,000ドルの電気自動車だ。最高時速は約119km、航続距離は約129km。動力源はリースされたバッテリーで、冷暖房にはヒートポンプが使用されている。物流大手のドイツDeutsche Post社からすでに3,500台の注文を獲得したという。だが、この車で最も興味深いのは、その開発方法だ。この車の開発は、10社の提携から始まり、50社を超える自動車部品メーカー、テクノロジー企業、ソフトウェア開発企業が参加する共同プロジェクトに発展した。それぞれが、注文製造するのではなく、創造的に参加している。これまでの車の設計はトップダウン方式だった。OEM企業が設計を行い、各協力企業に設計要件を指示するというものだ。OEM企業と提携企業のやり取りはあっても、誰が責任者であるかは明確だった。
50社以上が参加、オープンソースの電気自動車(WIRED.jp)