日中でハイブリッド車/電気自動車の開発が加速――。
東日本大震災に伴う燃料供給インフラの寸断と、東京電力福島第一原子力発電所の事故による電力不足が、ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)といった電動車両の普及を加速させている。燃料補給の頻度が少なくて済むHEVや、大容量の電池を搭載するEVが、非常時に役立つ車両として認識されたからだ。さらに今後は、変動幅の大きい自然エネルギーを有効に活用するため、電動車両に搭載した電池を活用する動きが強まりそうだ。こうした動きは日本だけではない。世界最大の自動車市場となった中国でも、CO2排出量を減らし、化石燃料への依存度を減らすためにHEVやEVの開発が加速している。
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