ゼットエムピーは、次世代モビリティや電気自動車(EV)の研究開発用プラットフォーム「RoboCar MEV」の通信プロトコルとして、「FlexRay」を採用することを発表している。「FlexRay」に対応した「RoboCar MEV with FlexRay」については、2011年10月7日から受注を開始しており、主に、次世代自動車用の技術や製品の研究開発を行う、自動車関連メーカー、情報機器メーカー、大学等での採用を想定しているとのこと。なお、価格は、643万円(税別)となっている。「FlexRay」は、現在の自動車制御を行う車載ネットワークの世界標準といわれる「CAN(Control Area Network)」や「LIN」に比べ、最大通信速度が毎秒10メガビットと「CAN」の10倍速く、高信頼で高度な制御に対応が可能なため、モビリティの更なる電子制御化に適しているといわれている。
次世代通信「FlexRay」で電気自動車開発に活路(スポットライト)