アメリカのスーパーバイクライダーで電動バイクのパイオニアでもあるチップ・イェイツは26日、SWIGZ.COMプロレーシングから240hpの電動スーパーバイク・プロトタイプで第89回パイクスピークインターナショナルヒルクライムに参戦、12分50秒094の電動バイク新記録で完走した。従来の記録は昨2010年、HMエレクトロキャットに乗ったジョン・スコロンの16分55秒849で、これを大幅に縮めた。イェイツは参加カテゴリーの「エキシビション・パワースポーツ」クラスでは2位、クラス1位はトライアンフ『スピードトリプル』のジョー・コップ(11分26秒530)だった。総合優勝はスズキ『SX4』を駆る“モンスター”田嶋伸博(9分51秒278)。基本ロードレーサーであるイェイツの電動バイクはダートが苦手で、舗装路の下部セクションでは参加モーターサイクル112台中9位だったのが、ダートセクションでは97位に落ちてしまう。全コースが舗装される来年以降が楽しみな今年の成績だ。
【パイクスピーク11】電動バイクもコースレコード(レスポンス自動車ニュース)