三菱自動車は電気自動車(EV)「アイミーブ」に対し、災害時に家電などへの電源として利用できる機能を加え、今年度中に商品化する。従来もガソリン車と同様にシガーソケットを通じて携帯電話などの小型機器を接続できたが、炊飯器などは使用できなかった。ユーザー負担額は従来タイプの実質価格(298万円)より数万円程度、高くなる見通し。家庭用電源で充電可能なプラグインハイブリッド車(PHV)にも同様の機能を搭載していく。同社は東日本大震災の発生後、被災地の自治体などにアイミーブを貸与。「移動だけでなく、携帯やパソコンへの電源としても助かった」と好評だったほか、「(使用電力のより大きい)炊飯器やドライヤーなどにも使えるようになれば」との要望が数多く寄せられていた。
EVを災害時の家庭用電源に=今年度中に商品化-三菱自(時事ドットコム)