村田製作所は、業界で初めて自動車用途向けの安全規格認定セラミックコンデンサを商品化した。従来の安全規格認定品と同等の耐電圧性能をもつセラミックス素子を用い、耐温度サイクル性能向上のため、新規樹脂材料を絶縁塗装することで実現した。PHEV・EVは外部電源から直接充電するため、車載充電器の1次回路に直接接続されるコンデンサは、外部電源からの高電圧サージを受ける可能性がある。そのため、これに耐えられる安全規格認定コンデンサが求められていた。また、自動車搭載部品として温度サイクル1000サイクル保証などの高い信頼性も必要条件となる。安全規格要求性能と車載対応性能の両方に対応し、国内・海外の商用電源(電圧100~240V、周波数50/60Hz)での充電を想定したPHEV・EVの車載充電器ACラインフィルタ用として最適。
村田製作所、安全規格認定の自動車用セラミックコンデンサを商品化(プレスリリース)