米アップルが1年半前に申請した電気自動車(EV)電池に関連した特許の数はわずか8つだった。同社は最近、技術者採用を加速しており、そのうちの1人はEV電池分野で前職で17もの特許を申請している人材だ。こうした最近の人材確保の動きや特許申請データをみると、アップルは、産業用リチウムイオン電池の技術力を急速に高め、本格的にEVの開発に入ったとみられる。EVは騒音が少なく環境に優しい車として今後の普及が期待されている。ただ、短い走行距離や充電インフラの不足などが依然課題で、こうした問題を解決する技術が普及のカギになる。トムソン・ロイター・IP・アンド・サイエンスの分析によると、アップル、グーグル 、サムスン電子 、テスラ 、ウーバーテクノロジーズが申請した自動車関連の特許数は2011年から2014年の間に3倍になった。アップルが申請した特許数は競合よりもずっと少ない。そのため、他社に追いつこうとアップルは技術者の確保を急いでいるのかもしれない。
技術者確保急ぐ米アップル、電気自動車開発に本格参入か(ロイター)
【企業】アップル、電気自動車開発に技術者確保急ぐ
カテゴリー: メディア・ウオッチング
– 2015年2月23日