金沢工大の学生チームが製作した電気自動車（ＥＶ）が、電気代３円当たりの走行距離 で７６・４キロのチーム新記録を出した。５月上旬、秋田県で行われた全国大会に新型の 車両で臨み、先輩の記録７５キロを、５年ぶりに上回った。学生チームはガソリン車の省 エネ走行を競う大会で全国３連覇を達成しており、メンバーは「電気自動車でも日本一に 」と、さらなる記録更新を目指している。電気自動車を制作しているのは、金沢工大夢工房エコランプロジェクトのメンバーで、 １～４年の約４０人が省エネ性能の高い車両の制作に取り組んでいる。一般企業なども参加した５月上旬の全国大会では、支給された電気代約３円分のバッテ リーを使い、２時間で何キロ走れるかを競った。２００９年以降、当時の学生がマークした７５キロの壁を破れずにいたが、車体カバーを空気抵抗の少ない形状にするなどした新 型車両「ｗａｋｅ（ウェイク）」を初めて投入し、記録を更新した。７６・４キロは、６３チーム中、１３位だった。
３円で７６・４キロ走行 金沢工大の電気自動車（富山新聞）
