トヨタ自動車は10日までに、次世代エコカーの本命とされる燃料電池車の試作車と、超小型電気自動車「TOYOTA i―ROAD(アイロード)」を東京都内で報道陣に公開した。試作車は外観と内装を除き、2015年ごろ発売する市販車に近い仕上がりとしている。限定的にリース販売している現行車に比べ、燃料電池システムのコストを10分の1にした。市販までに20分の1以下にする。市販車の価格は「1千万円は切れる」(トヨタ)と説明。実際には500万円程度を目指しているとみられる。20年代から年間数万台規模の販売を目指す。