スペインのバルセロナ市のハビエル・トリアス市長と日産のカルロス・ゴーン会長兼CEOは、同市内における電気自動車タクシーの利用促進に関し、契約を交わした。バルセロナ市は、電気タクシーを導入したドライバーに対して減税などの優遇措置を施す。日産は、市内に超高速充電装置の「CHAdeMO」をインフラとして供給することを約束した。市長は、「バルセロナに才能、創造性を投入し、イノベーションを起こしたい」と声明を発表し、生活の質の向上、雇用の創出を目標に掲げた。今後バルセロナ市で使用される電気自動車は「Nissan e-NV200」。製造する工場はバルセロナにあり、2014年半ばには大量生産される予定だ。投資額は1億ユーロで、700人の雇用を創出するという。排出ガスゼロとなるこのモデルを公共交通機関に導入するのは、世界で初めてだ。
世界初 日産とバルセロナ市が電気タクシー導入促進で合意(財経新聞)